東洋金属鉱業 (栃原金山)

茨城県久慈郡大子町栃原 (低中温熱水鉱床)

本州でただ一ヶ所、最後の現役の金山だっつた

栃原金山は、約600年前発見され江戸時代に佐竹藩の隠れ金山として採掘されていましたが 佐竹の殿様が秋田に国替えとなり坑口を塞ぎ鉱山技師共々秋田に行ってしまい眠ったままにな っていました。
昭和62年東洋金属鉱業が鉱業権を得て金山として再開しましたが平成9年ごろから金の 相場が低迷しており、金鉱石の採鉱のみを細々と行っていて採掘した鉱石を坑道内に 袋詰めし貯鉱しており、選鉱場も休止しているとの事でしたがその後に坑道内で落盤が発生し現在は 観光金山も廃止状態で栃原金山は廃山状態になっています。
鉱床は白色の石英脈に黒い脈状に入っており江戸時代に採掘した下部を掘っており坑道は 3段になっています。


操業時の様子

鉱山事務所鉱道入り口
  
ボールミル破砕機比重選鉱


現在の様子


鉱山事務所跡

選鉱場跡わんがけコーナー跡
  
坑口跡クラッシャー場跡


金鉱床では、銀鉱石を伴うのが一般的にすが、ここのは金のみのようでめずらしい又金含有率 も1トン当たり30グラムもあり現役金山では、日本一とか。

以前は、観光金山を行っており大人600円・小学生300円・中高校生400円で坑内まで 案内してくれる又選鉱場か鉱山事務所では砂金取り椀掛け体験が500円で出来、取れた砂金 は瓶に詰め持ち帰りが出来ました。
お土産に金山水(茨城県の3大名水)くせがなく「さっぱりとした水」も販売していました。

栃原金山に行くには、水郡線上小川駅に行きタクシーで栃原まで約7Km、車だと東北自動車道 の西那須野塩原インターで降り、国道461号線を大子町まで行き国道118号線を水戸方面に 進み上小川駅の標識か栃原金山の標識を頼りに右折し、水郡線の踏み切りを渡り久慈川の橋を渡 り、しばらく走ると左側に栃原金山の幟があるのでそこを左折すると20mぐらいで鉱山事務所 に着く。常磐自動車道からだと、那珂インターで降り、国道118号線を袋田の滝・郡山方面に 進む大宮町を過ぎ山方町を過ぎ右手に湯沢温泉の入り口が見え、久慈川が右手になり次の久慈川 の橋を渡ったら栃原金山の標識に従い左折する。


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