田代鉱山

福島県大沼郡金山町横田

黒鉱鉱床

田代鉱山は、JR只見線会津横田駅より只見川を挟んで対岸の高森山南腹の田代地区と後の探鉱で発見された袖山南腹の大塩地区に分かれる、 天保年間の発見と伝えられるが高玉鉱山の支山として本格的に操業したのは昭和45年より48年の4年間であった、昭和48年に閉山した。

産出鉱物
黒鉱(鉄・銅・鉛・亜鉛・重晶石)

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大塩坑口跡坑口内部はコンクリ封止
  
大塩のズリズリの拡大


田代鉱山の沿革

天保の頃
田代地区で発見されたと伝えられる
明治38年
数名で稼行、久原房之助氏に移り探鉱
昭和14年
日本鉱業(株)が田代地区の取明けに着手
昭和19年
休止
昭和30年
本格探鉱開始、試錐開始
昭和32年
坑道探鉱を再開
昭和36年1月
大塩地区に大塩鉱床発見
昭和37年
田代地区の各鉱床を昭和坑により連結、大塩鉱床を高玉鉱山(株)が継承
昭和39年
大塩鉱床の取明けに着手
昭和45年〜
大塩鉱床の採掘
昭和48年
閉山


田代鉱山は田代地区の鉱床と後に見つかった大塩の鉱床があり古くから開発された田代地区では痕跡が失われてしまっている
大塩の鉱床も採掘開始後約3年間で終息してしまった。
近くには只見川を挟んで反対側には横田鉱山がある。


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