高玉金山

福島県郡山市熱海町 (低中温熱水鉱床)

日本で高 含有率を誇った金山

三盛東部19号鉱脈 金6,800g/t 銀18,000g/t
青木葉G7号鉱脈  金  760g/t 銀23,211g/t

高玉金山は、天正元年芦名藩の金山として開発され400年の歴史のある金山です、大正7年より日鉱金属 (日立鉱山)が買収し開発を行い最盛期は日本一の金山として栄えましたが昭和49年閉山となりました。
この金山は日本でも金含有量の多い鉱脈が開発され青木葉、三盛など金産出量で日本一を記録した時期があ りました。

★昭和の頃、旺盛期の様子

稼行時の選鉱場写真、後に火災により消失

旺盛期の鉱山中心部 旺盛期の鉱山写真


★現在の様子 (東部の鉱区・青木葉地区)

現在の鉱山中心部現在の高玉金山
ゴールドマイン高玉青木葉のズリ

青木葉地区の鉱山住宅街などは、磐越自動車道になってしまった、ゴールドマイン高玉は、 磐越自動車道より見える。


★現在の様子 (西部の鉱区・高森地区)

ズリ山、他に西方にもあるズリ山の拡大
鉱山事務所付近鉱山中心部跡
選鉱所跡製錬所跡の煙突
坑口跡坑口近辺は、林で石垣が残ってる


★現在の様子 (西部の鉱区・鷲合森地区)

倒れた電柱取外されたレール
  
トロッコの車輪トロッコの車輪
  
パイプ坑口跡
  
坑口跡レール
  


★ゴールドマイン高玉
東部の旧坑道が、ゴールドマイン高玉として観光用に開発されたが現在休止中です。

ゴールドマイン高玉HP
ゴールドマイン高玉のページにリンク(割引券をゲットしよう)

観覧料
大人900円・中高校生700円・小学生500円・幼児300円で坑内観光が出来ます。
砂金取り
1000円で椀掛け体験採れた砂金は瓶に詰め持ち帰りが出来ます。


高玉金山に行くには、磐越自動車道の磐梯熱海インターを降り右折し石筵方面に100mほど先を右折し、 橋を渡り磐越自動車道の下を通って前方に山に向かって林道があります、この林道を延々と登っていきます (現在この林道は、平成10年の集中豪雨で倒壊)林道には多くのズリ石が引いてあり菱マンガン鉱などが 見られます。山の中腹まで来ると眼下が開け熱海町や郡山市の町並みが映って見晴らしがよくなって来たら もう少しで一旦平らな場所でズリ山が見えて来ます。ズリ山にたどり着く手前にも左側に入る小道がありま すが、その先にもズリがあちこちに見られます。上部のズリ山(写真参照)の右下の道を登って行くと、 選鉱場跡、煙突にたどり着きます。

このズリ山か山中にある転石を丹念に探せば今でも金や銀が見つかるかも?但し倍率の高いルーペか顕微鏡 を持参すること、肉眼では絶対見えません。

ゴールドマイン高玉に行くには、磐越自動車道の磐梯熱海インターを降り左折し、磐梯熱海町より左折し、 熱海本宮線を本宮方面に進みます、高玉金山の標識に従い左折し、赤い橋を渡り、車の交差がきびしいので 注意して走行し磐越自動車道の下を通って前方に目標の高玉金山(ゴールドマイン高玉)です、ここの裏手 の山が青木葉鉱脈になります。金山観光で時間があれば、ゴールドマイン高玉の右手に高速道との間にある 道をたどると山の上から裏手の方に通じています、こちらにもズリや金山の跡が見られます。


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