最終更新日2000/05/08
尾去沢鉱山は、はるか昔、和銅元年(708年)に発見されたと云われ、その産金は、奈良の大仏様や、平泉の金色堂
にも使われたと語り継がれています。
南部藩の記録では、慶長3年(1598年)に金山が発見され、やがて銅山として栄えました。
300年も鎖国が続いた江戸時代には幕府の御用銅として長崎に送られ、南蛮渡来の珍品や西洋の文化と交換され、遠く
ヨーロッパまで運ばれました。
明治以降、我が国の急速な近代化と共に三菱の経営となり、有数の銅鉱山に発展しましたが、やがて、昭和53年(1978年)
限りある資源を掘り終わり閉山しました。
その後近代採掘の大空洞や江戸時代の手掘りの坑道を公開し、地底探検を楽しみながら1200年の鉱山の歴史を訪ねる
地底博物館として復活しました。
精練所跡・選鉱場跡 | 選鉱場跡 |
製錬所の煙突 | マインランド尾去沢 |
鹿角市鉱山歴史館 |
◆マインランド尾去沢◆
マインランド尾去沢 | 観光坑道入口 |
鉱山歴史の坑道料金
区 分 | 個 人 | 団体20名以上 |
---|---|---|
大人 | 1,020円 | 920円 |
中・高校生 | 820円 | 730円 |
小学生 | 610円 | 550円 |
幼児3才以上 | 310円 | 280円 |
観光坑道は1.7Kmあり約40分要する
シューテングアドベンチャーやゲームランド、レストハウス、お休み処、おみやげ館などもあります。
◆鹿角市鉱山歴史館◆
鹿角市鉱山歴史館 |
尾去沢鉱山は、低〜中温熱水鉱脈鉱床で銅鉱山として有名です、鉱脈は垂直に貫入しておりシュリンケージ採掘が
おこなわれて坑内は天井が高い部分があります、観光坑道の出口付近の黄銅鉱の鉱脈及びトカゲ色光沢の斑銅鉱は
非常にすばらしい。
鹿角市鉱山歴史館には多くの貴重な展示物があり一見の価値があります、無料で閲覧できるのも魅力だ。
尾去沢鉱山に行くには、東北自動車道の鹿角八幡平インターで降り、国道282号に出て花輪町からマインランド 尾去沢の標識に従い約15分で到着する。