日永金山 (茨城県)

茨城県久慈郡大子町下津原

茨城県久慈郡大子町には古くから多くの金山があり太郎山の藪沢の奥に日永金山跡がある。 ここは比較的遅くに開発されて昭和の金山整備令により廃止されたようだ。

産出鉱物
金、輝安鉱

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藪沢の入り口

日永金山坑口跡日永金山坑の内部
  
沢のズリズリ
  


「日永金山坑口跡」に行くには藪沢を入って沢の水がほぼ無くなる場所まで長時間にわたり沢登りをしないとたどり着かない場所にある、ここは珍しくアンチモン鉱物の輝安鉱がまれにズリ中より見つかる、 小さな結晶だが沢のズリより採取出来た。

常陸の国、現在の茨城県では奈良時代には大子、八溝地域より砂金を採取し朝廷に献上された、国内では宮城県涌谷が日本最古で次が常陸の金とされている。安土桃山時代になると八溝、大子、水戸近郊で 佐竹氏により盛んに金山開発が行われ多くの金が採掘されたが江戸時代に入ると佐竹氏は秋田に国替えとなり金山開発は秋田に移ってしまったようです。


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