★★★湯の倉の亜鉛・鉛・重晶石★★★
宮崎より田代高原方面に進むと右側に陶芸の里、左にゆーらんど温泉入り口があり切込橋を渡るとまもなく右側にズリの露頭が見える。 この鉱床は直径20m深さ60mの円筒状で大正初めころ発見し昭和30年3月で採掘中止
湯の倉鉛亜鉛鉱床のズリ | 湯の倉奥の積み込み場跡 |
1号坑口跡 | 2号坑口跡 |
★★★茗荷沢の石膏★★★
湯の倉の道をはさんで反対側の土手の下方に茗荷沢を井戸堀りで下方に採掘したようである、ここの石膏はほとんどが雪花石膏であるようで沢を下り川に降りると少し粘土層の露頭が確認できる。 鉱床の大きさはレンズ状で延長 40m深さ20m
茗荷沢石膏鉱床跡 | 茗荷沢石膏露頭 |
★★★梵天の石膏★★★
独活沼の東南の標高約300m地帯にあり露天掘りで採掘してインクラインで選鉱場に運び水洗した、現在も露天掘り跡に露頭があり石膏が採集できる、ほとんどが繊維石膏で中には透明な透石膏もある。 主鉱床は水平のレンズ状で延長50m以上、幅15m以上、厚さ7m程度、他にも近くに数箇所小規模な鉱床が存在し粘土層に石膏が入っており旧坑跡もある
梵天の石膏のズリ | 梵天の石膏のズリ |
梵天の繊維石膏 | 梵天の透石膏 |
★★★梵天のマンガン★★★
梵天の石膏鉱山跡より東側にあり鉱床は100m×80mで厚さ2m程度で酸化マンガン鉱で黒色の直径数cm以下が主でありマンガン帯には美麗なピンク〜淡紅色のソープストーンが華やかである。 さらに東側200mほどにも鉱床があり大切り坑で結ばれている、さらに北西方向にもカヤ森、田代などの鉱床がありマンガンの試掘が行われた。
マンガン鉱山跡 | マンガン鉱山跡より大切坑方面を望む |
大切坑跡 | 大切坑跡内部 |
梵天マンガン坑跡 | 梵天鉱床跡ズリの鉱石 |
梵天のマンガン鉱石 | 梵天鉱床マンガン旧坑跡 |
宮崎鉱山は広範囲に採掘していたようで各鉱床間を移動するには徒歩では無理である、車を利用するが林道で橋もない川を渡らなければならないなど
4輪駆動の車でなければ不可能にに近いと思われる。
梵天マンガン鉱床跡は山林に戻りつつあり藪を掻き分けないと辿り着かない状態になっている。
鉱山跡の手前右手には「陶芸の里」、道の左下には「ゆーらんど温泉」があり大人600円午後4時以降400円で入浴できる、帰りに温泉で疲れを癒してください。