松尾鉱山

岩手県岩手郡松尾村

松尾鉱山は、大正3年(1914)の開山以来約50年間にわたり我が国の硫黄の3割を生産していた鉱山であり日本の産業の発展に大きく貢献 してきましたが、石油精製に伴う回収硫黄の出現で決定的打撃を受け酸性水で北上川が汚染される鉱害問題を残したまま昭和47年(1972) 閉山に至った、その後、国や県によって鉱害対策施設が昭和57年(1982)に完成し、金属事業団により「鉄バクテリア酸化・炭酸カルシュウム中和法」 による排水処理を継続して行っている。

産出鉱物
硫黄

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松尾鉱山跡

神社の鳥居松尾鉱山、山神神社
  
排水処理施設排水処理施設
  
廃墟の鉱山社宅跡100m坑跡


松尾鉱山は日本で代表的な硫黄鉱山であったが石炭から石油時代の流れには勝てず約半世紀で
終息してしまった、多数の鉱山社宅跡が廃墟となり建っている姿は異様な光景となっている。


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