小坂鉱山 (小坂製錬)

秋田県鹿角郡小坂町 小坂鉱山 内の岱鉱山

up date 2000/05/13

小坂鉱山は、文久元年(1,816年)に発見され金や銀を採掘していた。現在は小坂製錬として残っており 鉱山跡は製錬所となっている、小坂鉱山の元山も昭和21年(1,946年)枯渇してしまい採掘を中止した。
その後探査の結果近くの内の岱に昭和34年(1,959年)内の岱鉱床が発見され、小坂鉱山は息を吹き返したが 平成2年(1,990年)に内の岱鉱山も掘り尽くされ閉山となってしまった。
現在は、小坂製錬として金属製錬を行っている、小坂製錬は最近国際品質規格のISO9002を取得した。
内の岱鉱山跡は、リサイクルセンターとして金属のリサイクル工場に生まれ変わっている。

産出鉱物
黒鉱 (銅・鉛・亜鉛の黒く重い鉱石 「鉛・亜鉛の多い物を黒鉱」「銅の多い物を黄鉱」とも言う)


小坂製錬旧鉱山事務所跡に出来た建物
内の岱鉱山跡のリサイクル工場内の岱鉱山選鉱場跡
内の岱鉱山跡朝日ヶ丘旧鉱山住宅の社宅跡
社宅跡は廃墟となっている夏場は林の中になる


★小坂鉱山の歴史

文久元年(1,816年)小坂鉱山発見され金・銀を採掘
江戸時代 南部藩の銀山となる
明治初期 工部省(官営)となり銀・銅を採掘
明治31年(1,898年)自熔製錬が開発され銅山となる
明治41年(1,908年)現在の製錬所奥の露天掘り開始
昭和14年(1,939年)露天掘りを終了
昭和21年(1,946年)坑内採掘を中止、坑内水より沈殿銅の採集に移行
昭和25年(1,950年)新鉱床の探査開始
昭和34年(1,959年)内の岱鉱床発見
昭和35年(1,960年)内の岱鉱山開始
平成 2年(1,990年)内の岱鉱山枯渇により閉山


しばらくぶりに小坂鉱山を訪れてみたが、以前行った時には煉瓦の旧小坂鉱山事務所があったが取り壊され別の建物になっていた。
小坂町に譲渡されたが移築は未だされていないようである。
内の岱鉱山跡もリサイクル工場に変わっており、内の岱鉱山近くの朝日ヶ丘鉱山住宅跡地も林の中になっていた。

小坂鉱山に行くには、東北自動車道の小坂インターで降り、小坂町方面に進み十和田湖方面に進む小坂町内にあるのですぐ到着する。

持元さんのページ小坂鉱山の紹介


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