UP DATE 誤字修正 2000/05/17
福島県で琥珀が産出する場所で石炭の中に包有された小さなものが産出します。
かって「茨城県から福島県いわき市にかけて」常磐炭田地帯として炭坑が多く就坑しておりました。
現在は、全て廃坑になっており、この常磐炭田の鉱脈の北端は双葉郡楢葉町まで及んでおり広野町の
上北迫はこの北端に位置しています。浅見川の上流「きたばがわ橋」の近辺に石炭層の露頭が川岸に
見られます、石炭層は何層かになって泥炭層や薄い板状に圧縮された炭層やれき岩質の炭層など数層
になっています。琥珀が含有するのは、れき岩質で綺麗に黒光りする塊の中にまれに見つかる。
産地のきたばがわ橋 この橋の上流が石炭層 | 石炭中の琥珀 |
石炭中央に白黄色の琥珀 | 石炭上面の琥珀 |
上北迫の現場は、現在災害復旧工事が行われており「きたばがわはし」も架け替えになるものと思われる
この橋から上流にかけ、川の両岸や川の中の転石から良質の石炭を見つけ、それを丹念に調べれば琥珀が
見つかる。川の転石を丹念に調べれば希に珪化木も見つかる。
広野町の上北迫に行くには、常磐自動車道の終点四倉インターで降り左折し富岡方面に進みます。左手に
アンモナイトセンター入口があり、直進すると広野町に入る、左手に折木鉱泉があり直進し折木鉱泉より
約6Kmで楢葉町の境になる、この境の手前に橋があり橋の右手下の沢に降りる道があるので降りて行く
「きたばがわはし」と言う小さな橋がありこの橋から上流の川岸に石炭層の露頭が見られる。