上岡鉱山
福島県双葉郡富岡町上手岡
接触交代鉱床
上岡鉱山は、JR常磐線夜の森駅の西方に東京電力の原子力発電用変電所近くにあり、江戸時代に会津藩士により採掘製錬したのが始まりと伝えられ磁鉄鉱を主とし幾多の開発や休山により6つの鉱床が開発されたが現在休山になったままである。
- 産出鉱物
- 磁鉄鉱・黄鉄鉱(微量)
写真をクリックすると拡大します
上岡鉱山第1鉱床の採鉱跡
| |
45KVAエアーコンプレッサー KAJI IRON製 YQ-45 | クラッシャー ラサ工業製4×8 |
| |
| |
ベルトコンベア | トランス |
| |
| |
ウインチ 中道機械製 H20D | ホッパー |
- 上岡鉱山の沿革
- 明治維新の頃
- 江戸末期に会津藩士により採掘製錬、戊辰戦争で中止
- 明治15年
- 明治維新後に相馬藩により製錬を企てたが成功せず休山
- 大正4年
- 第1次大戦軍需用に日本鋼管により再開、後に第1次大戦終結により休山
- 昭和14年
- 鉄鉱需要増加に伴い再開
- 昭和19年
- 軌道が夜の森駅まで通じる
- 昭和20年
- 終戦により休山、軌道も撤廃
- 昭和23年4月
- 再開
- 昭和24年
- 上岡鉱業設立
- 昭和29年頃
- 休山
上岡鉱山は鉄鉱石の鉱山であるが第1鉱床〜第6鉱床までありますが、ここで紹介しているのは第1鉱床のものである
第1鉱床と第3鉱床が主に採掘されたようだ、近くには別の鉱床の採掘跡や製錬跡が多数ある。
鉄山は戦争に関わりが大きい、ここも江戸末期の戊辰戦争、第1次世界大戦、第2次世界大戦の軍需用として開発が行われ
終戦により需要が落ちて休山に追い込まれている。
前のページに戻る