茨城県の大子町から常陸大宮市にかけて多くの金山があり昔から金が採掘されていた、今でも山中や沢沿いに金山の坑口や施設の跡が見られます。
奥久慈地方の金山資料も少なくここで紹介する坑跡の金山名が不明であり地名により仮称「入山金山」として紹介します、坑口の状況により近代の坑跡と判断します。
坑跡 | 坑内部 |
坑跡 | 坑内部 |
常陸大宮市で旧山方町には多くの金山跡がある、久隆川沿いには前崎、滝沢北向、寄藤沢、これらを合わせて久隆金山とよんだ、岡平集落には岡平金山があり、久慈川を挟んで後野には彦沢、諸富金山があり、
また下桧沢の熊久保川沿いには上檜沢、熊久保金山、さらに盛金の砕石所の小瀬下金山、さらに舟生には舟生沢の薬丸金山、関沢の関沢金山、新薬丸金山、さらに山方には高館金山など多くの金山があるが現在は
ほとんど分らなくなっている。
他にも久慈川や那珂川の芝金として採掘した滝沢、金洗、辺垂、金掘、高ノ倉などの金山があった。