半田銀山は、大同元年西暦807年の発見と伝えられ、かっては佐渡金山・生野銀山と共に
日本三大鉱山と称せられ、江戸・明治期にその盛を極めた。上杉・幕領・五代・日本鉱業と
引き継がれ昭和25年西暦1950年に閉山となるまで約三百数十年間の歴史があります。
半田銀山は、大盤・大剪・再光・二階平など十余りの坑が開発されましたが、現在確認出来
る坑跡は、国見町側の二階平坑と桑折町半田山中腹に江戸直山期の手掘りたがね掘りの中鋪
坑が現存しているのみとなった。なお二階平坑口跡は、平成10年の集中豪雨により倒壊し
てしまって、かろうじて坑跡と確認出来る状態になってしまった。
現在半田銀山は、廃山となり半田沼を中心にキャンプ場やバンガローが整備され、半田沼では
バス釣り・沼周辺道路は、サイクリングロードになっている。
産出鉱物は、
◆半田銀山二階平坑口跡 国見町上小坂
国見町の案内板 | 二階平坑口跡平成10年の集中豪雨で倒壊した |
二階平坑口跡道路側こちらも集中豪雨で倒壊 |
◆旧伊達郡役所 2階で半田銀山資料展示 桑折町
旧伊達郡役所 重要文化財 | 2階の鉱石展示 |
半田銀山坑道図 | 半田銀山の鉱石展示 |
二階平坑跡に行くには、東北自動車道の国見インターで降りインター出口を左折し小坂峠方面 に進み坂にさしかかる少し手前、上小坂小学校の前を左折し桑折町方向に進むしばらく進むと カネマン(株)木材・チップ工場入口の看板があるので右折する少し進むと材木が山に積んで ある場所に着く、ここの道の左側に二階平坑跡がある。この道を更に登って行くと半田山に行 く山の中に半田沼があり周辺はキャンプ場など整備されている。更に道を進んで行くと半田山 を下り桑折町側に出る。
旧伊達郡役所に行くには、国見インターより国道4号線に出て右折し福島市方面に南下する、 国道4号線より桑折町に入る道路標識があるので右折しすぐに旧伊達郡役所に着く、桑折町内 からだと建物が解りやすいので迷うことはないと思う。