最終更新日 2010/04/14 マインロード荒川閉鎖追記
荒川鉱山は、元禄13年(1,700年)に発見されて以来、昭和15年(1,940年)までの約240年間、
全国屈指の鉱山として発展してきました。
最初は個人が山を掘っていましたが天文3年(1,738年)から藩の直山として藩政を支え、佐竹藩の重要な財源となりました。
明治以降は様々な経過を経て三菱合資会社の所有となり、大規模な開発が行われるようになりました。さく岩機の導入、
発電所の建設などにより明治末期には水平坑道下180m、坑道の総延長35,000mに達したと記録されています。
その繁栄を物語るエピソードには事欠きません。秋田市よりも10年早く明治30年には電灯が点き、鉱山内には病院、
市場、劇場、銭湯があり、たくさんの人々が仕事をしていたのです。
大正元年には従業員が2,100人にものぼった程です。しかし、昭和4〜5年頃には衰退のきざしが見えはじめ昭和15年には閉山。
その後、ここに「若者が訪れる町」をめざし、「マインロード荒川」、町営の「モーターサイクル場」がオープンしました。
2008年に構内で落盤があり、坑道が崩壊してしまいマインロード荒川は閉鎖しましたので現在は一般公開していません。
マインロード荒川 写真をクリックすると拡大します | 選鉱場跡 写真をクリックすると拡大します |
モーターサイクル場側の製錬所跡地 |
マインロード荒川入場料
区 分 | 大人・大学生 | 高校生・中学生 | 小学生 |
---|---|---|---|
個 人 | 500円 | 400円 | 300円 |
団体20人以上 | 450円 | 350円 | 250円 |
団体50人以上 | 400円 | 300円 | 200円 |
観光坑道内に鉱山資料展示コーナーがあり各種鉱石をはじめ鉱山で使用していた数々な道具、保安用具などを多数展示しています。
荒川鉱山の近くに宮田又沢鉱山、亀山盛鉱山などがある。
マインロード荒川の前を流れる川の中で六方石や、希に紫水晶が転石として転がっているようです。
荒川鉱山に行くには、秋田自動車道の協和インターで降り、国道341から協和町に出て国道46号を角館方面に進み マインロード荒川の標識に従い左折し約10分で到着する。
協和町企画振興課のページ協和町観光案内、マインロード荒川の内部紹介など