木葉下(あぼっけ)金山 (茨城県)

茨城県水戸市木葉下町

水戸市森林公園の近くの林道に「木葉下(あぼっけ)金山跡」の標柱が立っており、すぐ近くに坑道跡があり脇に「木葉下金山跡」の説明板がある。 佐竹氏がさかんに金を発掘した金山の一つとされている、現在も坑口の跡が散在しており、その数は30とも40ともいわれています、近くには「有賀金山」がある。

産出鉱物

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木葉下金山跡の案内標柱

木葉下金山坑口跡木葉下金山跡の案内板
  
木葉下金山坑口跡木葉下金山坑口跡
  
木葉下金山坑内部木葉下金山坑内部
  


木葉下金山坑口跡


「木葉下」(あぼっけ)と読むがその語源はアイヌ語からきているといわれる。佐竹氏の時代に金を掘っていて徳川時代にはいり光圀公の時代には銀を掘ったと言い伝えられている。鉱山跡地は「金生山リンゴ園」の 森田さんの私有地ですので無断で立ち入らないこと、平成21年度及び平成22年度に水戸市主催による「木葉下金山探検ツアー」が開催されている。[平成22年11月13日探検ツアーで取材]

常陸の国、現在の茨城県では奈良時代には大子、八溝地域より砂金を採取し朝廷に献上された、国内では宮城県涌谷が日本最古で次が常陸の金とされている。安土桃山時代になると八溝、大子、水戸近郊で 佐竹氏により盛んに金山開発が行われ多くの金が採掘されたが江戸時代に入ると佐竹氏は秋田に国替えとなり金山開発は秋田に移ってしまったようです。


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